レンタルスペース2026/06/12

レンタルスペース運営3年で学んだこと——予約管理・清掃・クレーム対応のすべて

レンタルスペースを始めて3年以上が経ちました。

最初は「部屋を貸すだけだから簡単だろう」と思っていました。実際にやってみると、思っていた以上に細かい判断と対応が続く仕事だとわかりました。今日は運営の現場で学んだことを、包み隠さずお伝えします。

■ 予約管理——「重複」と「直前キャンセル」との戦い

複数のプラットフォームに掲載しているため、予約の重複が最初の悩みでした。Aサイトで予約が入ったのに、Bサイトの在庫を止め忘れてダブルブッキング——これを一度やると信頼を大きく損ないます。

今は予約が入ったら即座に他サイトをブロックする習慣を徹底しています。手間ですが、ここを怠るとトラブルの元になります。

直前キャンセルも頭の痛い問題です。当日のキャンセルは売上ゼロになるだけでなく、清掃やスケジュール調整の手間が無駄になります。各プラットフォームのキャンセルポリシーを「厳しめ」に設定することで、一定程度は抑制できました。

■ 清掃——品質の均一化が命

レンタルスペースのレビューで最も多く言及されるのが「清潔さ」です。

清掃は利用者が退室してから次の予約が始まるまでの間に完了させなければなりません。バッファのない連続予約を組むと、清掃が雑になります。予約と予約の間に最低30分の清掃時間を確保するルールを設け、チェックリストに沿った清掃を徹底しています。

「前の人が使ったあとが残っていた」というレビューは致命的です。清潔さへの投資は、惜しんではいけない部分だと今では確信しています。

■ クレーム対応——速さと誠実さがすべて

どれだけ準備しても、クレームはゼロにはなりません。「Wi-Fiが繋がらない」「エアコンの使い方がわからない」「備品が足りない」——こういった声が届いたとき、対応の速さと誠実さがレビューを分けます。

私が意識しているのは「まず謝る、次に解決策を提示する、最後に再発防止を伝える」の3ステップです。言い訳や反論は逆効果です。クレームは改善のヒントだと捉えて、毎回設備や案内文のアップデートに活かしています。

■ 季節変動——繁閑の差を味方にする

レンタルスペースには明確な繁閑があります。クリスマス前後・年末年始・卒業・入学シーズンは需要が跳ね上がります。逆に真夏や年度の中間は落ち着く傾向があります。

この波を事前に読んで、繁忙期は料金を引き上げ、閑散期はキャンペーンを打つ。この調整を怠ると、稼げるときに稼ぎ損ねます。昨年のクリスマス期間は通常の2倍以上の料金設定にしましたが、それでも予約は埋まりました。需要があるときに価格を上げることへの遠慮は不要です。

■ 3年やって思うこと

レンタルスペース事業は、「仕組みを整えれば手離れが良くなる」商売です。最初のうちは仕組み作りに時間がかかりますが、ルール・チェックリスト・プラットフォーム設定が固まってくると、運営が格段に楽になります。

空きスペースをお持ちの方、運営に悩んでいる方がいればぜひご相談ください。

株式会社BAI 代表取締役 伊藤英裕

BAI

伊藤 英裕

株式会社BAI 代表取締役