なぜ社交ダンス教室を法人化したのか——個人事業から株式会社BAIへの転換
2023年7月4日、株式会社BAIを設立しました。
それまでは個人事業主として社交ダンス教室を運営していました。法人化を決めたのは「かっこいいから」でも「節税のため」でもなく、もっと現実的な理由からです。
■ きっかけは宿泊業の拡大だった
民泊の転貸事業が軌道に乗り始めたとき、「個人事業のままでいいのか」と考えるようになりました。
複数の物件を管理し、複数のプラットフォームで予約を受け、売上が年間3,000万円を超えてくると、個人事業の枠では信頼性・税務・契約面で限界を感じる場面が増えてきました。取引先との契約、銀行との交渉、スタッフへの依頼——あらゆる場面で「法人であること」が求められるようになっていったのです。
■ 「教室の先生」から「経営者」へ
法人化は、自分の立場を大きく変えました。
社交ダンスの先生としての私は変わりません。でも肩書きに「代表取締役」がつくことで、銀行員の方との話し方が変わり、物件オーナーとの交渉の場での受け取られ方が変わりました。
同じ人間が同じことを話しているのに、「個人」と「法人の代表」では相手の反応が違う。それを痛感したのが法人化直後の体験でした。
■ 会社名「BAI」に込めた意味
社名のBAIには、3つの意味を込めています。
B=美(うつくしく)、A=永(ながく)、I=愛(愛し愛される)。
社交ダンスを通じて美しく年を重ね、永く、愛し愛される会社でありたい——生徒さんへの思いと、会社としての在り方を一言に凝縮しました。英語表記にすると「BAI」、読みは「ビーエーアイ」です。
■ 法人化して変わったこと・変わらなかったこと
変わったこと——信用力が上がり、銀行融資の相談がしやすくなった。事業の拡大スピードが上がった。経費の管理がしやすくなった。
変わらなかったこと——教室に対する思い。生徒さんとの関係。「ダンスで人生を豊かにしたい」という根っこの動機。
法人化はあくまで手段です。目的はずっと同じ——関わってくれる人たちの人生が、少しでも豊かになること。そのための器として、株式会社BAIがあります。
設立から3年目に入りました。まだまだ小さな会社ですが、着実に前に進んでいます。これからもどうぞよろしくお願いします。
株式会社BAI 代表取締役 伊藤英裕
伊藤 英裕
株式会社BAI 代表取締役